鉱物について整理する🪨
鉱物を調べてまとめてみたいと思います。
最近鉱物について調べることが増えました。知らなかったことが結構あって面白いです(オパールは鉱物といえるのか?とか。考えたこともなかった)。好きなことについて自分で調べるのは楽しいですね。今回は石英について書いていきます。
※素人が調べて整理のためにまとめているだけなので正確性は保証しかねます。
石英の説明に入る前に鉱物の基本情報
分類……元素鉱物、酸化鉱物、ケイ酸塩鉱物など。元素鉱物以外の分類は含まれる負イオンの種類によって決まる。
モース硬度……ひっかいたとき傷つきやすさを表す。10種類の鉱物を指標として10段階に分けている。
光沢……鉱物表面の輝き方を示すもの。様々な種類があり、識別のための指標のひとつ。
条痕……鉱物を粉末状にした時の色。鉱物は見た目の色と粉にした時の色が違うことがある。(例えば黄鉄鉱は見た目は金色だけど条痕が黒なので金と見分けられる)
結晶系……鉱物は6つの結晶系にわけられる。
劈開……割れやすい方向があるという性質のこと。(黒雲母が薄く剥がれるのは劈開があるから!フローライトがラミエルみたいに割れるのも同じ理由)
では石英の説明に入っていきます。
中学の理科の教科書で見たことある!と言う人も多いのではないでしょうか。石英。無色鉱物として長石と一緒に出ていましたね。二酸化ケイ素(SiO2)の結晶です。
この石英の無色透明のものを水晶(crystal)と言います。
基本的な情報として
・分類 酸化鉱物
・モース硬度 7
・光沢 ガラス光沢
・条痕 白
・結晶系 低温型:三方晶系 高温型:六方晶系
・劈開 なし
があげられます。
鉱物と聞いて大半の人が思い浮かべるのがこの水晶の形なのではないでしょうか。
また、水晶に関連するものもたくさんあります。有名どころかな?ってやつをあげるとこんな感じ。
オパール(蛋白石)
オブシディアン(黒曜石)
カルセドニー(玉髄)※以下不純物によって色の変わったカルセドニー
カーネリアン(紅玉髄)
クリソプレーズ(緑玉髄)
アゲート(瑪瑙)
ジャスパー(碧玉)
色つき水晶※以下色つき水晶
シトリン(黄水晶)
アメトリン
ローズクォーツ(紅水晶)
スモーキークォーツ(煙水晶)(カンゴーム)
モリオン(黒水晶)
変わり水晶(インクォーツ等)※以下変わり水晶
ファントムクォーツ(幽霊水晶)
ルチルクォーツ(針入り水晶)
思ったより量が多くてびっくりしました。ひとつずつ紹介していきたいと思います。
①オパール
実はオパールは非晶質っていう状態なので正確には鉱物ではなく準鉱物というものなのですが、国際鉱物学連合によって鉱物と認定されているらしいです。10月の誕生石としてよく紹介されていますね。二酸化ケイ素が低温で水分を含んで固まるとできるそうで、磨かれた後のぺかぺかの見た目からも水を含んでるって言うのは個人的にしっくりきました。私の1番好きな鉱物のうちの1つで、3月に行われたジュエリーマルシェでも安いのをひとつ買いました。オパール特有の虹色のキラキラ(遊色効果)を色んな角度から見るのはいつまで経っても飽きなくて楽しいです。オパールにも色んな種類があって私はファイアーオパールやピクチャーオパール、ウォーターオパールやブラックオパールなんかをよく聞きます。私はピクチャーオパールなんかも結構すきです。絵画みたいでクリムトの絵にそっくりなやつなんかもあります。透明なオパールももちろんいいけど、隙間から覗く海みたいな色もロマンがあっていいです。
②オブシディアン
黒曜石です!マイクラにも出ますね。宝石の国にも出てきました。宝石の国のオブシディアンは武器制作担当なのですが、黒曜石は割ると鋭い断面が出てくることから石器時代に武器とかに使われているからだと思います。刃物とか槍の先とか。あと石言葉は摩訶不思議らしいです。オブシディアンも非晶質です。この記事書くためにオブシディアン検索してたらパワーストーン界隈ではオブシディアンはちょっとやばい石扱いっぽかったです。力が強すぎるとか。なんとか。私はツヤツヤしてて黒くて好きです。
③カルセドニー
カルセドニーにも色々あります。赤いのはカーネリアン、クロムを含んで緑になったのがクリソプレーズ、瑪瑙、不純物を多く含んで不透明なジャスパーなどなど。プリニウスの博物誌にも載ってるらしいです。読んでみたいな。宝石の国では途中でフォスの足がアゲート(瑪瑙)になりました。瑪瑙の名前の由来、馬の脳に似てるかららしいけど他になんかなかったんかな……
これは有名ですね。紫色の水晶です。では開運とか魔除の効果があるよって教えてもらいました。ほぉん。お土産屋さんとかでクラスターが手軽な値段で購入できるイメージですね。私もステゴサウルスみたいなクラスターを買いました。宝石の国に出てくる双晶アメシストは日本式双晶って言うやつらしいです。名前についてる数字は角度ですね。紫が濃い方が良くて、日光に当てると退色してしまうので注意です。
⑤シトリン
はちみつみたいな色でかわいー!天然ではほとんど産出されてなくて市場のは大抵アメジストを熱処理したものです。カナリーイエローのシトリンやオレンジっぽいシトリンは希少らしいですね。カナリーイエローって名前好き。またアメトリンはアメジストとシトリンが混ざったバイカラーの水晶です。
恋愛運上昇みたいなパワーストーンとしてよく見る気がするんですけどやっぱりピンクの石はそういう感じしますね。不透明なことが多い気がしますがそこもいちごミルクみたいなかわいさを出してると思います。あざと可愛い石。
⑦スモーキークォーツ(カンゴーム)
調べるまでスモーキークォーツとカンゴームが同じものって知りませんでした。宝石の別名ってよく取れる場所の名前からつけられてること多いです。(カンゴームも山の名前) もっと黒いものはモリオン(黒水晶)って呼ばれるみたいです。宝石の国のゴーストクォーツの中にいた子。
⑧ゴーストクォーツ
変わり水晶のひとつで成長を1回止めて、再び成長し始めた時に内側にほかの物質を含むのが特徴です。その境目にできた模様をファントムともいいます。名前がかっこいい。内側のものがぼんやり浮かんでて確かにゴーストって感じ。
⑨ルチルクォーツ
ルチル(金紅石)を内包する水晶で、中に金色の針が入ってるみたいに見えます。ルチルは原石では暗い赤っぽい色で宝石として売られることはないですが、水晶との混合石になると金色です。何故かと言うと本来ルチルは周りの不純物(鉄)を含みやすいのですが水晶で守られることによって影響を受けなくなるからだそうです。すごいな〜
他にも細かく分類するとたくさんあるみたいですが、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。本当は4月分として書き始めたんですけど間に合いませんでした……
私の覚え書きとしての文章なので全然面白くもなんともないですがここまで読んでくれてる人がいたらありがとうございます。 また気が向いたら鉱物のことまとめたいと思います。
ではまたいつか。