定演の所感

どうもこんにちは高菜です。

今回の記事は部活の方にも見られていいように少し真面目な文章にしますね。

 

昨日大学の混声合唱団の定期演奏会が無観客で行われました。

全3部構成でした。

1st Stage 信長貴富 アラカルト作品集

2nd Stage 3回生 アンサンブルステージ

3rd Stage  混声合唱組曲「五つの願い」

 

YouTubeの方に音源がアップロードされていますので、下に再生リストのリンク貼っておきます。ぜひぜひ。

感想等もお待ちしています。

島根大学混声合唱団 第56回定期演奏会 - YouTube

 

 

1ステで披露した曲は以下の3曲。

混声合唱曲とピアノのための「新しい歌」より『きみ歌えよ』

混声合唱曲「こころよ うたえ」より『こころよ うたえ』

混声合唱とピアノのための「くちびるに歌を」より『くちびるに歌を

 

1ステの所感

・オープニングの緑水たゆたふ、死にました。音取りをちゃんとしていなかった+歌詞覚えてなかったために口パクで先輩方におんぶに抱っこ状態で乗り切りました。映像に残っているの怖すぎる。

 

・きみ歌えよは高校の定演で毎回OBOGと歌う定番曲だったこともあって、緊張することも無く楽しんで歌えました。1ステの最初を飾るにふさわしい曲だったと個人的に思います。指揮者の表情も次第に緊張が解けてきたのが伝わってきて、歌い手としてもすごくのびのびと歌いやすかったです。

 

・こころようたえは1ステの中で一番反省点が多い曲でした。指揮と歌があってない箇所が何箇所かあった気がします。多分歌のほうが先走ってしまったのかな…?まずった!!!って表情が顔に現れてないことを祈るしか無い。

 

ここでちょっと脱線。

アカペラの曲って各団体の色がはっきりと現れて面白いな、と今回の定演を通してみて再認識しました。多分高校の同期と歌ってたらそれはまた違う『こころようたえ』が完成していたと思うし、1回生だけでやったらこれもまた違う『こころようたえ』が作られていたのではないかと。合唱の面白みってそこにもあるのかな、と1回生ながらに感じました。同じ楽譜なのに全く違う音楽が作られるの面白いですよね。(私だけかもしれないけど)

 

くちびるに歌をは物凄くエネルギーを消費しますね。伴奏の雰囲気と歌の調和が好きなんですけど、後半2ページあたりのフォルティッシモ連続から私の息は死んでました。ラストのとこでカンニングした人、いるんじゃないかなあ。私もその一人なので。指揮してる先輩の表情も活き活きとしてて、歌っている方も自然と活力がみなぎるような、そんな演奏になったと思います。

 

2ステで披露された曲は以下の2曲。

混声4部合唱ピース「ほらね、」より「ほらね、」

無伴奏混声合唱曲集「ここから始まる」より『ここから始まる』

 

2ステの所感

2ステに関しては3回生のアンサンブルだったので、自分は参加できてないのですが、感想をいくつか。

 

・ほらね、やここから始まるの歌詞と3回生の今までを照らしてみるとすごく感慨深くなって泣けました。(心がね。流石に3回生よりも泣くのはダメだろうという意地があったので泣けなかった。)

 

・ここまで息のあったアンサンブルも早々ないだろうな、と思います。若干贔屓もあるかもしれないけれど。それでも私は先輩達の演奏が大大大好きです。

 

・ほらね、の各パートの見せ場「ゆっくりそっと~」の所何回も聴き直したいぐらい大好き。全部好き。ソプラノは言うまでもなく綺麗だし、アルトは下でしっかり支えている感じが凄くて、テナーは安定しているのにこれまた綺麗で、ベースはめちゃくちゃな音(音取り音源を聴いた感じ)なのに難なくこなしていて、3回生の地力ってすげえ、って感動しっぱなしでした。

 

・ここから始まるのテナーのソロ、凄く綺麗なのに、かと言ってか細くもない芯の通った声質で聞き惚れていました。先輩って偉大すぎる。

 

・演奏聴きながら心は号泣してましたし、YouTubeで公開された音源聴いて鼻たらしながらズビズビ泣いてしまった。

 

 3ステで披露した曲は以下の3曲。

混声合唱組曲「五つの願い」より

「Ⅳ 若さのイメージ」

「Ⅲ 願い」

「Ⅴ 空に小鳥がいなくなった日」

 

3ステの所感

・若さのイメージは若さ全開のフレッシュな感じで歌えたのでは?!と自分では満足のいく演奏ができたと思います。ただ、私の低音〜中音域にかけての音の伸ばし方が非常に荒く雑な点がやっぱり目立ってしまったので、それは自分の課題です。

 

・願いは気付いてたら終わってた。そのぐらい印象がない。すまん。やっぱりフォルテのハミングは出来なかったのくやしい。そこも頑張れ私。

 

・空に小鳥がいなくなった日は緑水の次に不得手な曲だったので、本番直前の3ステ練習でも色々とやらかしてしまってました。ことりがいなくなったひの、入りの部分とかね。音もやばかったし。

そのヤバさが露見しない程度には歌いきれたのではないか、と。本番だと何故か上手くなる魔法でもかかってるんですかね?????分かんないね

 

 

 

で、ここから問題のアンコール。

 

・群青って選曲、別れを含む今回のような機会に歌うと泣きたくなる曲第1位だと思うんですよ。東日本大震災をうけて作詞されたものなので、その別れと重ねてしまうというか。「きっとまた会おう」って別れの機会で歌うと感情がめちゃくちゃになります。

言い方悪いですけど、多分私は群青の時に泣いちゃうだろうな、って自分で予測してたので、予め泣かないようなメンタルが作られてました。…群青はね。

 

群青歌いながらじんわりした物が胸に込み上げてきて、あぁもうあと少しで定演終わりなのか…このメンバーが揃って歌えるのも最後なんだよな…とか感傷に浸りまくってたら、思わぬ爆弾が。

 

それは、浜崎先生のお言葉。

これに関しては先述した対策をいっっっさいしていなかったこともあり、涙目にならざるを得なかった。というか周りが皆すすり泣いててOh………になった。後で男声が号泣してたという話を聞いて内心ちょっと笑った。大変申し訳なく思います。

 

浜崎先生のお言葉の内容に関しては、省略。私の貧相な語彙力では伝えられる気がしないので……帰省して時間が出来た時にまた書こうかと思ってます。

 

話は戻ってアンコールへ。

・夢見たものはって、出だしの歌詞がグッときますよね…

「夢見たものは、ひとつの幸福」

今年はそのひとつの幸福が、どれだけ重たいものか知ることが出来た1年だったと思っています。

仲間と一緒に歌える幸福って、今までは当たり前のことすぎて希薄な概念だったと思うんですよ。

でも、そのひとつの幸福もままならない環境下に置かれてしまった辛さ、もどかしさ、やるせなさ。私なんかよりも、先輩方のほうがその感情を強く抱いているはず。私には想像も出来ないようなレベルだと思います。

幹部代の3回生なんかは特に、その幸福を実現させようと頑張ってきてくれたのだろう、と思うと胸が締め付けられました。

 

終演後、舞台袖に戻ると拍手を受けてそのタイミングで涙が思わず溢れてしまいました。泣かざるを得なかったね。

 

……箇条書きかつ非常に粗雑な文章になってしまいましたね。

定演後の余韻に浸りながら書いているのですが、未だに抜けない。

 

あそこまで歌うことの幸せを感じられた空間もそうそう無いと思います。あの感覚は忘れず、これからの部活も頑張っていきたい所存です。

 

技術面に関しては私はまだまだ未熟だなとも感じたので、精進します。群青声出しすぎて女声が私の声しかせんかった。本当に申し訳なさすぎて埋まりたい。

 

………………以上です!

ではまたどこかで。